ショッピングモールについて
楽天や、ＹＡＨＯＯ等の大規模なショッピングサイトは、
ショッピングモール(以下モール)のテナントのような形式を取っています。
お店を開きたい人が、そのモールの主催者に出店料として定額、或いは％等の料金を払い、
ページを作成した後、契約に基づいて出店します。
ショッピングモールの利用料金
料金形態は規模や売上、その他サービス等で大きく変わってきます。
こちらでは楽天市場を利用した場合でご紹介します。
今回のサンプルは月商５０万、仕入を６割の値段で行っている場合になります。
ポイントの付与率は1％、アフィバナーからの購入は２０万で報酬料率は1％、
全てカードでの支払い、送料は有料、１件単価５,０００円とします。
初期費用
最初に必要なお金は、初期登録費用として６万～１０万程、
それから月額費用としての料金が契約月数分必要です。
今回の例では売上が低いですので、月額料金が安いがんばれプランを選びます。
初期登録費用６万＋月額利用料19,500×12ヶ月分＋消費税５％
合計 ３０６,７００円
初期登録費用には、出店補助、担当窓口、アドバイス等の料金が含まれています。
また、資料請求をするだけでも担当窓口がつきます。
疑問に思ったことや、商品についての相談等相手をしてくれますので、
登録する前に可能な範囲で聞いてみましょう。
開店後の１ヶ月にかかるシステム利用費用
月額料金以外にかかる費用として、システム利用料、ポイント制度利用料、
決済サービス、アフィリエイト等があります。
システム利用料
システムの利用費用は、各プランで月の売上額に応じて変わってきます。
詳しくはページ下部にあるバナーから見てください。
今回の場合は月に５０万の売上となりますので、システム利用料率は6.5％
５０万×６.５％＝３２,５００円
楽天での利用必須サービス
楽天で必須となる物は、ポイント制度利用料とアフィリエイト利用料、
それから決済サービス３種になります。
楽天スーパーポイント
皆様が楽天でお買い物した時につくポイントは、
商品を購入した店舗がポイント分のお金を受け持っています。
５０ポイント貰えるのなら、５０円がお店から楽天へ支払われ、
ポイントでお買い物された場合は、楽天からポイント分の支払が、お店に対して行われます。
ポイント５倍のお店は、通常の５倍のポイント代金を楽天へ支払っている事になります。
５０万円の１％なので５,０００円
楽天アフィリエイト
掲載されたリンクを経由した売上金額に応じて、掲載元に成果報酬を支払います。
また、パートナーに支払う報酬の合計に応じて、アフィリエイト利用料を支払う事になります。
バナーから２０万の購入という事で報酬料率1％＝２,０００円
さらにアフィシステム利用料として２,０００円の３０％＝６００円
合計 ２,６００円
決済サービス手数料
代引き手数料は高い、振込みに行くのは面倒くさい…そんな時はカード払い
ポイントも貯まるしね！
ということで、ネットショップでは必須な感じのカード決済。
他にも口座の決済サービスと、コンビニ、Edy等のサービスが必須になります。
それぞれのサービスは開店時にセットで利用する事になりますが、
取引件数、もしくは金額に応じて所定の手数料がかかる事になります。
その他にデータ処理手数料が少々かかります。(１件１５円、キャンセル処理は５円)
今回はカードのみなのでまずは月額費用３,０００円
楽天カードの手数料は２.６５％、それ以外のカードでは３.６％、
今回は半々利用として、２５万の２.６５％＝６,６２５円
２５万の３.６ ％＝９,０００円
合計 １５,６２５円＋α
という事で月の必要経費合計は？
出店料を除く月の費用は、５５,７２５円となりました。
初年の支出合計は、３０６,７００円＋５５,７２５円×１２ヶ月
＝９７５,４００円
月５０万 年６００万の内６割が仕入なので、残２４０万
ここから上記を引くと、約１４０万が収入となります。
税金差っぴいたら、月１０万ってとこです。
労力に関して
月５０万の売上、１件５,０００円という事で、取引回数は１００回。
行う作業は仕入等を考えない場合、メール対応、入金確認、発送程度です。
１ヶ月２５日労働としたら、１日当り４件の箱詰め３０分
メール対応、入金確認で３０分の計１時間くらいでしょうか。
補足
システム利用料等は、売上が上がるほど料率が下がるようになっています。
今回のケースでは料率が最も高くなっています。
ガイドによると楽天でのショップの平均売上は月３００万となっています。
平均値を大きく上げるショップもあれば、当然大きく下げるショップもあるでしょうから、
見込み道理にはいかないかもしれません。
ですが月５０万というのは、分布の底辺に近いので十分実現可能な範囲かと思います。